Satoshi村

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Update 2007.09.30

Satoshiの好みで映画をご紹介します。 紹介されない映画は、ごめんなさいね。

お薦め度は5点満点で、★は1点、☆は0.5点です。

 

トゥモロー・ワールド

記憶の棘

麦の穂をゆらす風

カオス

ソラリス

ヴェニスの商人

エラゴン

名犬ラッシー

武士の一分

シャーロットのおくりもの

ラッキーナンバー7

007/カジノロワイヤル

ゲド戦記

輝く夜明けに向かって

ゴースト・ライト

どろろ

フリーダムランド

ナイトミュージアム

墨攻

ブラック・ダリア

デジャヴ

ブラックブック

ゴーストライダー

ブラッド・ダイヤモンド

 

2007.09.29  「ブラッド・ダイヤモンド」をレンタルで見ました。

舞台は1999年アフリカのシエラレオネ。 と言っても場所がわかる人は少ないと思います。
 「10年あまりにおよぶ内戦が終結し、 選挙による現政権が樹立してから5年になります。  シエラレオネはいまだ乳児死亡率の最も高い国の一つです。」(ユニセフ・ニュースより)
ダイヤモンドの原石採掘と密売、政府と反政府、家族を捜し求めるソロモン、ピンクダイヤを求めるアーチャー、ダイヤの流れを追うマディ。 内戦状態の国にあって秩序なんてあるはずが無く、無差別殺人・子供の誘拐などなどひどすぎます。 見てると胸がムカムカして吐き気がしました。 混沌とした中で目的が違う3人が出会い交錯していきます。 人間像がしっかりと描かれていて不自然な感じはほとんどありませんでした。 時間が長いわりには展開も良く、社会派映画ゆえの眠くなるような部分はまったく無かったです。 ですが、音楽は一部に違和感がありました。 特に反政府組織の時の音楽はあまり好きではないです。 子供が銃を持って人に向けたり、平気で銃を乱射するシーンは見るに耐えません。 と言うことでいい映画ですがお薦め度は ★★★★☆
根元は何?と言う問いに、平和な国の一部の人達が持つダイヤモンドに対する欲望だという事に気づかされます。 いくつもの宝石を持っている人がこの映画を見てその1つ1つにどれだけの価値があるのか?を考えるきっかけにして欲しいですね。 多分見ないと思うし、見ても何も感じ無いだろうとは思うけど。。。

2007.09.22  「ゴーストライダー」をレンタルで見ました。

同名のコミックを映画化したそうです。 俳優ニコラス・ケイジはあんまり好きではないのです、、、なんか演技して無いというか、いつも同じようなと言うか、表情がないと言うか。。。なら見るなよってことでしょうけど(^^;;;
ストーリィは、悪魔と契約を結んだある若者がゴーストライダーとなって悪魔達と戦うと言う映画です。 バイクがめっちゃきれいです。 久しぶりに美しいバイクを見ました。 エンジン音もいいですね。 映画「イージーライダー」を思い出してしまいますが、そのピーター・フォンダも出演してます。 これは敢えての人選でしょう。 チョッパーハンドルのバイクって安全性・安定性の面で個人的にはどうかと思いますが、その流線型の見事さやむき出しのエンジン部分の輝きなどは見事でした。 大まじめに作られた映画は、どこか滑稽で笑えてしまいます。 と言うか、呆れてしまうかも。 ニコラス・ケイジがコミカル系の顔だから?かもしれませんね。 考えることもないし悩むこともない映画です。 明日にはほとんど忘れているかもしれないと言う映画でした。 ★★☆

2007.09.15  「ブラックブック」をレンタルで見ました。

オランダ映画です。 監督はあのヴァーホーベン! ロボコップやスターシップ・トルーパーズやインビジブルなど、、、映像がちょっとゲロ・グロ系の監督ですね。 正直、あまり好きな監督では無いのですがこの映画は違うらしいと聞いて借りることにしました。
ストーリィは第二次世界大戦の末期のオランダが舞台です。 ナチスドイツの占領下にあって、美しいユダヤ人歌手の人生が翻弄されて行く過程がつづられています。 体当たりの演技が素晴らしいです。 そこまでするかというほどの汚れ役を見事に演じてます。 ストーリィもいいですがこの女優の演技だけでも見る価値がありそうですね。 実話に基づいた?と言うのが本当なら、ヒロインの人生は壮絶な物だったに違いないでしょう。 映画はサスペンス要素もあり見応え十分な作品になっています。 コピーは「この愛は裏切りから始まる」です。 そしてタイトルの「ブラックブック」の意味は? ★★★★☆  いい映画ですが、この監督のエロっぽさも十分に映像化されていますのでお子さまにはお薦めできませんね。  久しぶりに骨のある映画と言うかしっかり作られた映画を見ることが出来ました。 気骨ある女優魂のようなものも感じられ、見応え十分な作品です。 ナチスドイツが出るのでわかるとは思いますが、、、スカッと爽やかな映画ではないのでご注意下さい(^^;;;

2007.09.08  「デジャヴ」をレンタルで見ました。

デンゼル・ワシントン主演の映画はなぜか緊張感のような雰囲気があっていいですね。 ストーリィはテロリストによるフェリー爆破と、国家秘密の「スノー・ホワイト」と呼ばれる過去の映像と現実の交錯です。 「スノー・ホワイト」ははっきり言ってとっぴょうしも無い機械です。 ですが、理論別にして発想は奇抜ですしその映像に目が釘付けになりました。 展開を予想できないところがいいですね。 後半はちょっと、、、結局そういう話しになるのかぁ。 と言う感じで失速した印象です。 サスペンス・アクション映画としてはなかなかおもしろかったです。 ★★★☆ タイトルのデジャヴはフランス語で既視感と訳すようです。 過去に見たことがあるような気がする。。。そんな感じを言うのでしょう。 映画も1週間ほどすると忘れてるかも(^^;;;

2007.09.01  「ブラック・ダリア」をレンタルで見ました。

好きな監督ブライアン・デ・パルマですから見たかったのです。 前評判は決して良くなかったですね。 難解だとか、人間関係がわからんとか。。。と言うことでDVDのメニューにあった人物相関図を見て登場人物をある程度把握しておきました。 これがポイントです!
ストーリィは1947年に発見された女性の惨殺死体。 これを軸にした人間模様が複雑です。 と言うよりも過去の事件と複数の人物が交錯するので難解に見えるだけでしょう。 本当は単純な?つながりだと後になってわかります。 パーツが前後左右とちりばめられているので整理する必要があります。 また、登場人物が多いので混乱しそうになります。 が、決して複雑ではないです。 先のDVDメニューにある人物相関図を見ておけば大丈夫です。 そうすれば後半の謎解きに「おおっ!」とうなってしまうことでしょう。 映像は最初から最後まで美しいですが、なまめかしいです。 妖艶で怪しい雰囲気が立ちこめています。 なめるような映像、長回しの映像、独特のスローモーションなどブライアン・デ・パルマ映像は健在です。 こういう緊張感のある映像って好きです。 R−15指定だったようですが未成年者にはお薦めしません。 惨殺された女性の姿もそうですが、性欲・レズ・セックス・異常などの言葉を連想させる怪しげなシーンや雰囲気があちこちにあります。 誰にでもお勧めできるとは思いませんが ★★★★  個人的にはもう一つを付けて満点の一歩手前かな。 それからタバコのシーンがやたらと多いのですが、、、この時代の象徴なのでしょうか? まぁいっかぁ。 スカーレット・ヨハンソンはきれいでしたね。

2007.08.18  「墨攻」をレンタルで見ました。

なんでも中国・日本・香港・韓国の合作だそうです。 スペクタクル巨編と言いたいところですが、、、なぜか細切れになってる感じでもったいなかったです。
ストーリィは春秋戦国時代の中国で兼愛を唱えた墨家思想の1人がある小国を守るためにやってきます。 それが主人公の革離です。 墨家思想とは? 兼愛とは? 革離はなぜ1人? などなどの説明不足と言うか人物が描かれていないので、わからん人間には想像するしかありませんね。 とにかく大群を相手に城を守るのですが、、、そのアイデアは秀逸です。 ですが戦闘シーンはそれなりです。 そして音楽や効果音もちょっと大げさだったりします。 とにかく人物像がうまく描かれていないので人の存在感が薄いし、人間関係が頭の中でちぐはぐしてしまいました。 それでもなかなかおもしろかったと思えるのはストーリィの奇抜さでしょうか? 後半はちょっと変?かもしれませんけど。 全体にブチブチ切れて説明不足のような感じがします。 監督が別の人だったらもっと違う映画になっただろうなぁと思えてなりません。 ストーリィはおもしろかったです。 ★★★★

 

2007.08.11  「ナイトミュージアム」をレンタルで見ました。

ディズニー映画のようですが違います。 でもディズニー映画だと言われても納得してしまうことでしょう。 そういう映画です。
仕事が長続きしないバツイチのダメ親父がある博物館の夜警の仕事に就きます。 いきなりすごい映像で驚かされますが、中だるみで途中は寝てしまいそうになりました。 後半は少し持ち直すようです(^^;;; 全体が子供向け?の歴史勉強なのと、コメディタッチのため緊迫感が薄れるという印象です。 せっかくの緊張感もあの動きやあのセリフで。。。 大人よりも子供が見るとおもしろいかもしれませんね。 お薦め度は★★★☆ですが、子供向けとしてはを1つ追加してもいいかもです。 大爆笑するほどではなかったですが、多少笑えるところもありました。 安心で安全な映画です。
 

2007.07.29  「フリーダムランド」をレンタルで見ました。

あまり評判にならなかった映画ですが、ストーリィにひかれて借りてみました。 が、やっぱり評判にならなかったのには訳があるんですねぇ。
手を血だらけにして病院にやって来た女性が、車と共に我が子をさらわれた所から始まります。 ジュリアン・ムーアの痛々しい演技が光りますが、迫真であればあるほどに肩すかしのような空回りしている感じなのです。 ストーリィはおもしろいのですが、全体にまとまりが無く個々のパーツが繋がりにくい感じがしました。 ですから緊張感がブツブツと切れてしまいます。 なんとなく監督の問題のような気がしますけど。。。 淡々とした映像と共に役者1人1人が調和してないように見えサスペンスとしての緊迫感が薄いです。 見終わってから「あれ?そうなの」と言う印象でした。(^^;;; 監督が違ってたらもっといい映画になってたかもです。 ちょっと残念な映画でした。 ★★☆

2007.07.28  「どろろ」をレンタルで見ました。

「この映画は評判でしたよ」と言うレンタル屋のおにいさんの言葉に誘われて借りてしまったのでした(^^;;; ええっと、日本映画ってほとんど見ません。 時代劇で原作が良かったらたまぁに見るくらいです。 この映画も一応時代劇? とにかく最初から最後まで女性の声がうるさくて。。。 がなる、怒鳴る、ひがむ、叫ぶ、やじる、バカにする、などなどいかにも演技と言うか、、、演技以前の問題でしょう。 脚本を修正して女性を別人にしてはどうでしょうか?
妖怪退治の時代劇版です。 仮面ライダーの時代劇版です。 最初から最後まで幼稚なんですけど、、、子供向けの映画なら納得します。 ところが、血がしたたり落ちるシーンなどを見ると子供向けでは無さそうですし。。。 どっちなんだよ?と独り言を言うてると次の妖怪が出てきます。 あとね、時間が長いです。 2時間18分とか。 ★★ これってパート2が約束されているのですか? へぇ〜 ありゃまぁ。

 

2007.07.21  「ゴースト・ライト」をレンタルで見ました。

原題は「 Half Light 」です。 そのまま「ハーフ・ライト」でも良かったと思いますけど。。。 ゴーストをタイトルに入れたかったのはデミ・ムーア主演だからでしょうか?
ストーリィは、ある事故で息子を亡くしてしまった作家が、執筆のために海辺の一軒家を借りることになります。 海には灯台が。。。 そして、スリラー作家が体験する奇妙な出来事とは?  果たして現実なのか妄想なのか? サスペンス・スリラー映画です。 イギリスを舞台にした映像はとにかくきれい!! ため息が出るほどの透明感があり、その場所の空気や湿度や風を感じさせてくれます。 見事な映像美です。 音楽も素晴らしいです。 ケルト音楽を知らないのですが、映画で流れる繊細で柔らかい自然な音楽は映像美と共に輝いてました。 ただ、内容には不明な点がちらほらと、、、あれとこれはどうつながるの?と言う疑問はいくつか残ります。 怖がらせるためだけの演出と思えるシーンもいくつかあります。 淡々とした大人の映画で統一しても良かったように思うのですが。。。 起承転結がはっきりとしています。 それ故に不自然さも感じます。 映像と音楽は素晴らしいし、デミ・ムーアもきれいでしたので、ちょっともったいないかなぁ? ★★★☆

 

2007.07.16  「輝く夜明けに向かって」をレンタルで見ました。

実話を元にした映画だそうです。 それにしてもなんというタイトルでしょう。 これってちょっと(^^;;; 原題は「Catch A Fire」で直訳すると「火をつかめ!」って感じでしょうか? タイトルが全然違いますね! あまりにも違いすぎる日本語タイトルってなんとかならないのでしょうか?
ストーリィは、1980年代の南アフリカでアパルトヘイト(有色人種の隔離・差別政策)が過激になっていく中、自由のために戦おうとする人間の物語です。 ハデな銃撃戦はありません。 耳に残る効果音もありません。 思わせぶりなセリフもありません。 はっきり言って地味です。 地味だけど淡々と気持ちが伝わってくるという映画でした。 あまりにも平和な世界で暮らしてきた事に感謝しながら、と同時に自分たちの「のほほん」ぶりを再認識させてくれる映画でした。 こういう社会派の映画って貴重だと思います。  ★★★★

 

2007.07.14  「ゲド戦記」をレンタルで見ました。

評判が悪いと聞いてました。 でもまあこういうのって個人差があるので。。。  と言うことでなかなか良かったです。 人物の絵は時々変でしたけど。 特に怒ったときや泣くときの絵はあんまりうまくはないですね。 顔に表情が乏しいような気もします。  全体に哲学めいてます。 生と死をどう理解するかがポイントのようでした。
ストーリィは、世界の均衡が崩れ始めた原因を探る旅に出たハイタカとアレンと途中で知り合うテルーの物語です。 前半は途切れ途切れで前後関係がうまくつながりせんでした。 ブチブチ切れるような展開です。 スピード感も無いし臨場感も欠けてます。 声優の問題ではなくセリフにつながりがないからでしょうか? 後半になって少し見えてきますしセリフも繋がってきます。 ただ声がちょっと小さすぎませんか? 生きることと死ぬことの意味を何度もセリフに託しています。 思った以上に良かったと思いますが、やっぱり表情やテンポや動きや迫力などは今一歩という感じですね。 こぢんまりとまとまってます。 唄が良かったので、、、★★★★  「テルーの唄」はいいですねぇ〜 透き通るようなきれいな歌声は何度も聞きたくなります。 「原案」として「シュナの旅」と書かれていました。 父親の宮崎駿の作で1983年となっています。 読み直すと奴隷を運ぶ牛車などは同じデザインです。 その他、衣裳や街並みなどもどこかで見たような。。。 ストーリィはまったく別物と言うか、テーマが違いますね。

 

2007.06.30  「007/カジノロワイヤル」をレンタルで見ました。

007シリーズはどうも同じパターンで、、、そんなに好きじゃなかったのですが、今回は違うぞ!っていう評判だったので借りてみました。 確かに違いました!!
ストーリィは、テロ組織から預かった資金を元にして投資で儲けようとする企てを断ち切ること。 とにかく走ります。 やたらと走って汗びっしょりです。 そして生傷が絶えません。 顔中キズだらけ? 体もボロボロになります。 全裸で痛々しい場面もあります。 とにかく人間臭さがあっていいですね。 今までは訳も分からずスーパーマン的な活躍でニタニタしてるだけでしたから。 今回は違います! 大きく違いますね。 軽く見てたら途中で、え?とか思ってしまいます。 ちょっと変かな?と思える所もありますが気にしないことにしましょう。 2時間24分もありますが全然長いとは思いませんでした。 ★★★★ 格段に良くなったのですが、人殺しのシーンはかなり多いです。 ご注意下さい。 

 

2007.06.23  「ラッキーナンバー7」をレンタルで見ました。

殺人シーンが何度も出て来ます。 お子さまが見るにはちっょとどうかと思いますね。 おもしろかったけど(^^;;;
ストーリィは、いくつかの殺人から始まり、不運な若者が人違いからまたまた不運な目に遭うところからです。 この若者がこっけいで笑えます。 隣人の女性の存在もなぜかほほえましいです。 全く別のように見えた殺人の1つ1つはどのように絡み合っていくのでしょうか? 前半は混沌とした中でしぐさやおしゃべりや姿形などユーモアに富んでいます。 後半の謎解きはシャープで心地よいです。 そして、ん?1つだけ何か変だな?と思っていると更にダマされてしまいます。 展開と構成は見事でした。 ただ、人殺しのシーンがかなりたくさん出てきますのでご注意下さい。 ★★★★

 

2007.06.16  「シャーロットのおくりもの」をレンタルで見ました。

原題は「Charlotte's Web」で、Webとはホームページを参照する時に入力する http://wwwの中の wwwの3つ目のW、World Wide Webの Webのことです。 つまりクモの巣のことですね。 直訳するとシャーロットのクモの巣です。
ストーリィは、殺されそうになった11匹目の子ブタを少女ファーン(ダコタ・ファニング)が育てる決心をするところから始まります。 パパが子ブタを抱えて「この子は育てるには小さすぎる」と言うと、ファーンは「もしも私が生まれたときに小さかったら殺してた?」と問います。  その後、子ブタは自分の運命を知るのでした。 そして納屋で知り合ったクモが起こす奇跡とは? ダコタ・ファニングは「アイ・アム・サム」の時より大きくなりましたが、相変わらず自然な演技が素晴らしいですね。 動物たちのほとんどはCGのはずなのですが、どこから実写でどこからCGなのか見分けるのが難しいくらいの出来映えです。 クモは明らかにCGですけど(^^;;; この映画を見てポークカレーなんて食べられるはずがないですし、いわんやベーコンをや。。。ラーメンに乗せられた焼き豚もしかり。 ショウガ焼きやトンカツなんて、、、とんでもない!! と言う映画でした。 ★★★★☆  人間の食欲を満たすためなら野菜や穀物で十分なはずなのに、生き物を必要以上に殺してないかと思わずにいられません。
 

2007.06.15  「武士の一分」をレンタルで見ました。

藤沢周平の原作はストーリィがいいので安心して見てられます。 下級武士の生き様に多くの人が共感するのかもしれませんね。
主役のキムタク?って芸名を知らないのです(^^;;; この主役の脇を固める役者がすごいです。 妻のカヨ役は良かったし、奉公人の徳平も素晴らしい。 でも、主役の三村新之丞の演技は違ってました。 武士ではなく現代の若者でしょう。 言葉遣いは山形弁のようですが口振りが1人だけ違うのです。 口調と言うか話し方と言うか、ぞんざいで投げ捨てる感じがするのです。 なので映画全体が軽く感じられました。 感情表現の中で特に怒りの強弱が激しすぎていかにも演技と言う感じがしてしまいました。 違う人なら良かったのに、と思った人は多いと思います。 脇役がいいのでなんとかなってるという印象ですね。 申し訳ありませんが、リメイクして欲しいなぁと言うのが正直な感想です。 でも、藤沢時代劇と言うことで、、、★★★☆

2007.06.02  「名犬ラッシー」をレンタルで見ました。

子供の頃にテレビで見たことがある人は私と同じ世代だということですね。 それからラッシーはメスだったと言うのをこの映画で初めて知りました(^^;;;
ストーリィは、家族同然だったラッシーを貧しさの中でしかたなく売ってしまい落胆する少年と、800キロ先から故郷へ走り出すラッシーの苦難の物語です。 ストーリィを読んだだけでうるうるしてしまいそうですね。 イギリス英語もいいですが景色が素晴らしいです。 緑が少し黄色見を帯びて柔らかい感じがします。 ハリウッド映画の傾向と対策で洗練された起承転結には「ゆらぎ」がありません。 まるで無機物のように計算されています。 この映画は体温を感じることができます。 犬好きの人にはたまらない映画でしょう。 犬は人間の言葉を理解できるけど、人間は犬の言葉を理解できないというセリフは衝撃的でした。 つまり人間は大バカだと言うことですね。  ★★★★☆  映画は子供向けなので少し単調かもしれません。 が、お薦めの映画です。 唯一、お金持ち貴族の贅沢で傲慢ぶりにはちょっと。。。 キツネ狩り反対!(^^;;;

2007.05.19  「エラゴン」をレンタルで見ました。

原作を知りませんがかなり有名だとか? コンピュータ・グラフィックはさすがと言うか素晴らしいです。
森で拾った謎の石が始まりです。 かつて、ドラゴンライダーと呼ばれた人達がいました。 ドラゴンと運命を共にする人達だったと言うことからして話しのストーリィの半分は想像出来てしまう(^^;;; 単純明快でわかりやすいです。 展開が早くどういう絆で結ばれているのかを飲み込んでいる暇がありません。 なので人の死もあっさりと通り過ぎてしまう。。。多くを詰め込むと時間が増えるし、カットすると人物か描ききれないというジレンマでしょうか? 作る側は難しいでしょうね。 ロード・オブ・ザ・リングのように時間が長くない分、人物はあっさりと描かれています。 が、コンピュータ・グラフィックは圧巻です。 目を凝らして細部まで確認しましたが、ホントに良くできてますねぇ。 光と影の具合が自然に作られていて、しかもその堅さや柔らかさやしなやかさが伝わって来るようでした。 私もドラゴンが欲しいです。 もう少し人物を描いてくれると良かったのですが。。。 ★★★★

2007.05.12  「ヴェニスの商人」をレンタルで見ました。

シェクスピアの映画と言うと、、、ン十年前に見た「ロミオとジュリエット」くらいでしょうか?(^^;;; オリビア・ハッシーのかわいらしかったこと。
ストーリィは金貸し業のユダヤ人とキリスト教の商人とその2人を取りまく若者達の愛と友情の物語? と言うかお金の貸し借りが絡んでドロドロした人間模様となります。 自分の体の肉1ポンドを担保に借りたお金を返せなくなり裁判となるのでした。 ユダヤ人は何故に忌み嫌われるのか? 偏見の中で我慢強く生きてきたユダヤ人の心の声がはっきりと語られています。 キリスト教の名の下でゆがんだ審判を無理矢理に正当化する術を見せつけてくれます。 これのどこが正義なのよ?と思わずにいられません。 しかも、修飾語が多すぎます。 表現や例えがくどいです。 特に女性を褒め称える時など歯が浮いて痙攣しそうでした(^^;;; ラストにいたってはどうでもいいオマケでしょう。 はっきり言って脚本が悪すぎます。 上流階級のキリスト教徒がユダヤ人を見下して書き上げたような、そんなストーリィでした。 ★★★  金貸しのユダヤ人を演じたアル・パチーノは迫真の演技で素晴らしかったです。 衣裳や美術品などはとてもきれいで目を奪われるほどです。 音楽もいい。 だけどストーリィはひどい。

2007.05.05  「ソラリス」をレンタルで見ました。

なんなのよ〜 と言う映画でした(^^;;; 難しいと言うか、、、わざと難解にしているような。。。「惑星ソラリス」のリメイク版ということですが、オリジナルの映画は見たことがありません。
ストーリィは、ソラリスという惑星に近い宇宙ステーションで発生した奇怪な現象の調査です。 ドクターが調査にあたりますが、同時にドクター自身にも奇妙な現象が降りかかります。 そして混乱して行きます。 これは運命のイタズラ? 惑星ソラリスや宇宙は単なるきっかけにすぎません。 自分が選択したはずの道をもう一度やり直せたとしたら、と言う甘い囁きと希望が人の心を揺さぶります。 登場人物は5人ほどなので人で悩むことはないです。 難解なのはその意味です。 哲学なのか人生論なのか、はたまた単なる記憶の断片なのか? う〜ん、深い意味ありきで作られたとは思えないので、謎を解き明かそうとしないほうがいいかもしれませんね(^^;;; ヘルメットに反射する光はどこかで見たような映像ですが美しいです。 全体に透明感のあるきれいな映像でした。 音楽や効果音も良かったです。 ★★★★

2007.05.03  「カオス」をレンタルで見ました。

橋の上で人質と犯人と警察官、、、そしてとある銀行強盗と警察官。 過去と未来。 点と線。 結びついて行った先には? カオスとは混沌と訳されますが、混沌の中にも秩序があるというのがカオス理論です。
ストーリィは、過去の人質事件の失敗から停職処分となった刑事が、ある銀行強盗の犯人から直接指名されます。 それぞれの点が結びついて線になって行きます。 そしてラストは2転3転します。 緊迫感がありテンポも良く人間も良く描けていると思います。 なかなかおもしろかったです。 疑って読みに入ると途中でなんとなく想像はできるのですが、1つ2つはそうだったのかぁと思えるシーンも出てくることでしょう。  久しぶりにスリリングで痛快な映画でした。 映像トリックという感じもするので見て確認して下さい。 ★★★★  平気で人を殺してしまうシーンがいくつかありますのでご注意下さい。

 

2007.04.28  「麦の穂をゆらす風」をレンタルで見ました。

原題は「THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY」 で日本語タイトルと同じです。 アイルランドを舞台に独立のための悲しい戦いを描いた映画です。
ストーリィは1920年代のアイルランドで1人の青年が医者の道を捨てて独立のための戦いに身を投じるという映画です。 悲しくつらい映画です。 人々は貧しさの中で抑圧に絶えて生きて行くしかありませんでした。 自分たちの土地が無かったからでしょうか? 岩だらけの大地にはわずかな作物しか実らなかったのでしょうか? 独立のための戦いが、ある時から内戦へと変わっていきます。 目指す所は同じでも方法が違うために仲間同士で戦うことになります。 それにしても罵声や怒号など怒鳴ってばかりです。 うるさいのなんのって(^^;;; と言うことであまり好きな映画ではないです。 ★★★☆  タイトルはアイルランドの伝統の歌だそうです。

2007.04.21  「記憶の棘」をレンタルで見ました。

原題は BIRTHです。 なんで日本題は「記憶の棘」なんでしょうか? 「記憶」と「棘」を組み合わせていかにもミステリアスなタイトルでしょう?と、言わんばかりですね。 こういうタイトルはあまり好きではないです。
ストーリィは、10年前に亡くなった夫だと名乗る少年が突然現れるところからスタートします。 この子は本当に夫なのか?という謎が解き明かされて行きます。 ある映画祭でブーイングだったと言う入浴シーンは、確かに必然性に欠けます。。。と言うかフランス映画っぽいかも?(^^;;; 別に衝撃的とは思いませんけど話題作りだったのかなぁ?と思いました。 それよりもニコール・キッドマンの演技がちょっと大げさで合わないような。。。 神経質で病的な演技のほうが彼女にはぴったりという気がします。 全体に映像は美しいです。 静寂でゆっくりとした映像は緊迫感を効果的に高めてくれます。 音楽も良かったです。 1つ1つはいいのですが全体はちょっと。。。と言う映画でした。 特に後半は失望感と言うかそれは無いんじゃない?というのが私の素直な感想です。 ★★★☆

2007.04.15  「トゥモロー・ワールド」をレンタルで見ました。

とにかく暗い映画でした。 予備知識も何も無しで見たので途中まで意味不明でした。 子供がいない? 子供が産まれない? 最年少の子供が18歳? なんのこっちゃ?状態でした。
ストーリィは2027年の近未来が舞台です。 子供が産まれない?というのが大前提で始まります。 この原因は何?と考えているとおいてけぼりにされますのでご注意下さい。 ロンドンは治安が悪く検問がいたるところにあります。 通行証が無いと捕まってしまいます。 反政府組織はゲリラ活動をしてますます混乱します。 とにかく意味がわかりづらいと言うか唐突です。 なせ?と言う疑問だらけで先へ進みます。 人間関係が薄いので感情移入しにくいのでは? 後半の生々しい戦闘場面は取って付けたようなわざとらしさを感じます。 戦争の醜い部分を強調するかのような。。。殺し合いを意図的に見せて何かを主張しているかのようで違和感がありました。  とても不自然に見えました。
子供が産まれなくなった理由は何?これが最後まで引っかかりました。 どこかで明らかにしてくれると思ってたのですが。。。(^^;;;  ★★☆ 見終わった後も暗〜い感じです。