Satoshi村

   液晶ディスプレイの修理

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液晶ディスプレイ(液晶モニター)を修理してみました 2006.12.28

2004年に購入した e-yama19AC1-Wという19インチ液晶ディスプレイです。 当時は63000円もしたのです!!

2日ほど前からパワーオンにすると一瞬だけ表示して消えてました。
が、一度パワーオフにしてもう一度パワーオンにするとちゃんと表示するのです。
なんか変だぞとは思っていたのですが、、、まぁいっかぁと思い放置してたら、とうとう表示されなくなりました。

パワーランプは点滅しています。 電源関係の故障かな?と思い、サポートに電話すると
「電源関係の不具合らしいです。 保証期間は過ぎてますね。 修理費用は目安として15000円以上で、送料は負担して下さい。」と言うことでした。
往復の送料を含めると2万円前後?? 19インチの液晶ディスプレイって新品で一番安いのが23000円ほどだったと思います。

そんなにお金は出せないぞ!ということで修理することにしました。(^^;;;
あてもなく修理すると言うわけではなく、症状からコンデンサーがダメなような気がしたからです。
ある日突然故障したわけではないし、表示できるとその日はずっと正しく表示できていた事などからコンデンサーかな?と思った次第です。
もしもそうなら不具合のコンデンサーを特定して取り替えればいいわけです。

注意すること!  静電気には注意して下さい! 静電気防止用のグッズを使ってもいいでしょう

           分解するとメーカー保証はなくなります!! 自己責任で行って下さい!


とにかく分解

用意するもの  新聞紙、梱包用のプチプチを下に敷き、あとはプラスドライバー1本だけ

裏のカバーは2重になっていました。
カバー毎に外したビスを整理しておきます。
番号を書いた紙の上にビスを置くといいです。
デジカメで写真に撮っておくと後で確認もできます。

基板が現れます。
左側の茶色の基板が電源関係です。

茶色の基板だけを外します

 
基板に接続されたコネクターを外します。(赤丸の部分)
コネクターの向きや色などは記録して下さい。 組立の時に必要になりますよ。

この中のコンデンサーを調べます。
コンデンサーの液漏れや「ふくらみ」をチェックします。
「ふくらみ」は筒状の先端部分を見ます。

見つけました!

多分この2つでしょう。
微妙にふくらんでますよね?
十字の切れ込みに注目するとわかります。
たったのこの程度?という感じです。

 

コンデンサーの交換

用意するもの  コンデンサー 16v 1000μF(不具合のコンデンサーの側面に書かれています)、ハンダコテ、ハンダ、ニッパー
  


コンデンサーは秋葉原で1個110円でした。 1個60円というのもありましたが、、、心配だったので110円にしました。
持っていたハンダコテもハンダも古くなり何年か前に捨ててしまったのです。(^^;;; なのでハンダコテは880円、ハンダは320円でした。
ニッパーは錆びてました(^^;;;

ハンダコテで慎重にハンダを溶かして不具合のコンデンサーを取り外します。
基板に傷を付けたりハンダが散らないように慎重に! 久しぶりのハンダコテで緊張した!
 取り外したコンデンサー2つ
頭の部分が微妙にふくらんでますね。

 

コンデンサーの取付け

注意することはプラスとマイナスです。
コンデンサーの表面に白く太い線が縦に入ってるほうがマイナスです。
または、電極の足の長いほうがプラスで、短いほうがマイナスです。

基板のほうには(+)が書かれいます。

★ここで間違うとコンデンサーが破裂します!

コンデンサーの足の部分と基板をハンダ付けします。
ハンダ付けしたあと、不要な足の部分をニッパーで切り取ります。

 ← 写真をクリックすると拡大されます
どう見てもヘタクソなハンダ付けですね(^^;;; ン十年ぶりで緊張しました

 

そして、分解したときと逆順で組立てですね。

 終了です。

ケーブルを接続して、いよいよテストです! パワーオン!!

 見事に表示されました!! にゃは〜(◎◎)/

修理にかかった費用は、コンデンサー2個で220円、ハンダコテ880円、ハンダ320円。
全部で 1420円でした。 大満足でした。
ハンダコテ、ハンダを持っている人なら、、、たったの220円ですね。

修理は自己責任でお願いいたします。

2006.12.28 Satoshi