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   htc P3600 分解、組み立て、修理

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2009.10.04

htc P3600 分解、修理、いいとこ取り、組み立て

4台の htc P3600が故障して動きませんでした。
まったく動かない訳ではなく、Fomaカードを差し込むと認識しないとか、画面が崩れるとか、ハードリセット後の設定でフリーズするなど。。。
保証期間も過ぎていたので4台の中で使えるパーツを利用して1台でも作れないかと考えた訳です。

 ボタンが色に塗られているのはなぜ?
ごくごく一部の方はご存知だと思います。 きっと日本で100人くらいの方は「あっ、あれかぁ!」と。。。
まぁ、気にしないで下さい(^^;;;

  
背面カバーを開けるとこんな感じですね。
更に基盤を取り出すには、、、赤丸の5つのビスを外せばカバーを開ける事ができます!
但し、左上の赤丸には VOIDシールが貼ってあります。
このシールは分解したかどうかをチェックするためのシールで簡単に破れます。
カッターナイフでそっと接着面を切り取るようにはがせば、、、なんとかなるかも?
ビスには専用の工具が必要です。 星形ドライバー(スタードライバー)などと呼ばれているものです。
サイズはT6でした。

上下左右、全部で6箇所の爪で固定されているだけです。 精密ドライバーのマイナスで1つ1つ外していけば簡単に外れます。

 ← 開けると中から小さなビスが出てきました! 赤丸
そう言えば振るとカラカラ音がしてたなぁ〜(^^;;; これが中で動いてたのかぁぁぁ。
故障の原因はこれだったりして? きっと振動で外れたのでしょう。

 
液晶パネル、ボタンとの接続ケーブルを外す必要があります。
赤色四角が液晶パネルに、青色四角がボタンに接続されています。
どちらもコネクターです。

青色四角で示したコネクターは左端から上へ持ち上げると簡単に外れます。
赤色四角で示したコネクターはちょっと難しいと言うか、、、、まず、薄いオレンジ色のシールをはがします。
固定してある黒いレバーを上へ引き上げて固定を解除し、ケーブルを右へ抜いて外します。
細かい作業なので精密用のマイナスドライバーを使うといいでしょう。

ジョグダイヤルが引っかかるので気をつけて基盤と液晶パネル側とを分離します。
 ← 左が液晶パネル側です。

更に基盤のカバーを外すとことなります。
CPUは確かにサムソンでした。

 結局こんな感じに分かれました。
スピーカーやバイブやアンテナなどは別にして基盤はこれ以上に分解することはできませんでした。
つまり、基盤に問題がある場合はそっくり交換と言う事になります。

4台の中で液晶に問題がありそうなものは、、、基盤を利用します。
Fomaカードを認識しない、ハードリセットしても正しく動かないというものは基盤に問題がありそうなので、液晶パネルを利用します。
こうやって、使えそうなパーツを抜き出して1台を組み立てます。

思った通り動かない場合は組合せが悪いからでしょう。
また、症状から推測した問題の箇所が必ずしも正しいとは限りませんので、念のため別の組合せも試して見る価値はあります。
組合せをメモしながら組み立てとテストを繰り返します。

そして、、、組み上がってテストに合格したものはこちらの2台です!
Windows Mobileと液晶画面とタッチパネル、Fomaカードの認識とインターネット通信、miniSDの読み書きができることを確認しました。
充電もOKです。

本当は、この他にソフトウェアやGPSや Bluetoothや 無線LANなどもテストする必要がありますね。
まぁ、それは後日行うとして、、、故障してしまった機器も何台か揃うとこんな感じで修理できますというご提案です。
必ず動くわけではないので「運」もありますけど。。。

但し、同じ症状の機器ばかり揃ってもダメですよ。
違う症状の機器を数台集めていいとこ取りするということです。
ちなみに VOIDシールもきれいに付いてます(^^;;;

 

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2009.10.04 Satoshi