Satoshi 村

   手作り豆腐だよん

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Update 2001.05.27

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これねぇ、大変でしたぁ! 何が大変って私にとっていろんな鍋や入れ物が必要になるってことは、あたふたしてしまいます。 台所が広くていろんな鍋がある家ならこんなこと無いでしょうけどねぇ。 我が家のような狭い台所と流しでは大変でしたぁ。 あと、洗い物がたくさん出ま〜す! そりゃいろんな鍋や入れ物使いますからねぇ。 みなさん、それを覚悟して下さい! でもでも、できたての豆腐は絶品ですよ〜!!! これは、まじ! めっちゃおいしいです! 特に「寄せ豆腐」は目を回すほどおいしいです!

 

買った物は、、、

「豆腐作り器」高島屋で2800円でした。 東急ハンズにも2200円くらいから3600円くらいでありました。 この中に木型(豆腐型)と粉末状のにがりと濾し布と仕上げ布が入ってました。 木型は豆腐の形にするための型です。 木型に入れないでそのままザルにとれば「寄せ豆腐」になります。 にがりは食塩+いろんなミネラルを含んだもののようです。 海の水に近いのかなぁ? 粉末なのでぬるま湯で溶かしました。 濾し布は絞って豆乳とおからに分ける時に使います。 仕上げ布は木型の中に入れて豆腐の形を作ります。

その他、用意する物は、、、

ミキサー これ、押入の奥の方にあったのを引っぱり出しました。 動いた!
ざる 私は金属のアミを使いました。。。ざるでは壊れそう。 ごしごし!
大きめのホウル2つか3つ 取りあえず入れておくのに便利。  これがないとあたふたします。
大きめの鍋 2つ欲しいです。 洗って使えば1つで済むなんて、考えが甘かった。(^^;;;
へら しゃもじを使いました。 持つところが長いのがいいかも。 熱い!
軽量カップ 絶対に必要です。 1つくらい持ってますよねぇ?
おたま 洗いながら使えば1つでOKです。
温度計 これ必需品みたいです。 70度〜73度が測れるもの。 探しましたよ〜。
少し大きめの皿 おからを入れます。

作り方

1.準備しましょ!

大豆の下準備、、大豆良く洗って水につけてふやかします。 大豆は2カップ(280g〜300g)に水は大豆の3倍(840g〜900g)で浸します。 これで約2丁分の豆腐ができるみたいです。 夏は8〜9時間、春秋は15時間、冬は20時間ほど。。。つまり前日から用意してないとできないぞ〜! あと、大豆は国産、水はおいしい水を使って下さいということです。 我が家では群馬県で買って帰った大豆と2リットル100円だったなんとかの森の水を使いました。

2.砕くぞ!

作業当日です。 前日に水に浸しておいた大豆は、なんと3倍くらい大きくなってました。 このまま放って置いたほうがおもしろいかも。。。

とか思いながら3回に分けてミキサーにかけました。 3回に分けたのは、我が家のミキサーが古いものなのでたくさんだと苦しいと思ったからです。 これで砕かれたものを生呉(なまご)と言うんだって。 どろどろして、ちょっときもいです。 においも良くない! 不安がよぎる(^^;;;

 

3.煮込み!

大きめの鍋(5リットルくらい入る鍋が必要かな?)に水4カップ(1120g)を入れて沸騰させます。 そこにミキサーにかけた大豆(生呉)を入れて煮立たせます。 この時、びっくりするくらいの泡泡泡。。。細かい泡で鍋から溢れそうになりました。 一回火を止めて、泡が少なくなったところで再度弱火で12分〜13分ほど煮込みます。

4.絞り!

煮込んだ生呉を濾し布に少しずつ入れて、ザルの上で濾します。 ザルの下はボウルで受けて下さいよ。 この時、絞って出てくる液体が豆乳です! いやはや熱いのなんのって! 煮込んだものを絞れって書いてあったけど、熱いにきまっとるだろう! 豆腐屋さんは毎日これをやってるのでしょうか? ここが一番の山場! 力がいるのと熱いのとで、ひ〜です。 ここでしっかりと絞らないとおいしい豆腐はできないらしい、、、けど熱いぞ〜 んで、濾し布の中に残った物が「おから」ですねぇ。

5.適温に! 絞り取った豆乳を鍋に入れて温めます。 ここで温度計が必要です! 70度〜73度でないとダメダメなんですねぇ。 厳格なお方なのですねぇ。。。豆腐って。 温度が低いと固まらないし、高いと固〜い豆腐になるそうです。
6.固めるぞ!

71度になったところで火を止めて、にがりを100g入れました。 あんまり混ぜすぎると固い豆腐になるそうです。 ああぁ、ここでも最新の注意! ゆっくりと混ぜながら、、、静かににがりを入れました。 にがりを入れた瞬間から固まり始めてるような感じでしたよ。 固まって良かったぁ。 ここで10分待つんだそうで、タイマーをセットしてコーヒーを飲もうかと思ったのですが、この時点で流し台は山のようになってました。。。うぎゃ〜(^^;;;

7.味見!

全体が固まったのを確認して、おたまですくって木型にそっと入れるんですけど、ここで味見したいと思うでしょ? さっそく食べました。 にがりが利いてるのでちょびっとしょっぱいですし、まだ暖かいんですけど最高においしいです! この味が大豆の味なんだぁ!ってなぐあいに感動してしまいました。 大変だった作業もこの味で吹っ飛びます。 ホントにまじでおいしいです! 木型には9割ほど入れて、残り1割はザルに取って「寄せ豆腐」にしました。。。 これは、絶品ですねぇ。 出来立ては、にがりの塩分が少し利いて暖かいのが最高です! 醤油なんていりません! その場で「寄せ豆腐」は食べちゃいました。

 

8.重し!

木型に入れて布と木型でふたをして、その上に500g〜800gくらいの重しを乗せます。 重いと固い豆腐になるそうです。 私はペットボトルのスポーツドリンクがあったのでこれを乗せておきました。 これって570gです。 この重しを乗せておく時間は15分くらいです。 またまたタイマー。 あらためて流し台を見たけど、さっきより洗うものが増えたぞ! うぎゃ

 

9.できあがり!

ボウルに水を入れてその中に固まった豆腐を布にくるまった状態で入れます。 水の中で布を静かに取ります。 30分ほど水にさらしておくと、にがりのアクが抜けるんだそうです。 やったぁ! 出来上がり!

10.食べるぞ! 重さが570gだったせいか、柔らかい豆腐でした。 中のほうはふにゃとしてて、豆乳の甘さがあります。 市販の絹ごし豆腐のような均一感は全然ないです。 けど、大豆の香りがしますし、口当たりはレアチーズのように溶けていく感じです。 手作りってやっぱりいいなぁ〜っと思える瞬間ですねぇ。

感想

いや〜。 大変です! 流し台が。。。(^^;;;  そば打ちの場合、洗い物はそんなに出ませんし手際よくばっばっとやらないと上手にできないんです。  豆腐はいろんなものを使いますので洗い物がいっぱい出ます! あと時間も約2時間ほどかかりました。。。準備は別にしてね。

でもねぇ、出来立ての豆腐はホントにおいしいです! この味をなんと説明したらいいんでしょう。  型にはめた豆腐も市販のものにはないアナログ的な柔らかさと言うか不均一さがあります。  大豆の甘みもあって作ったかいがありました。

残った「おから」をどうしょうかなぁ? あっ、豆腐作りの説明書に何か書いてある! 「おからのお焼き」....おからと山芋と卵とネギなどとだし汁と一緒に混ぜてフライパンで焼く。 ポン酢に付けて食べるって。。。 おいしそう!